「NB ERGONOMIC」という選択肢【第3回】

「NB ERGONOMIC」とは?

【連載】大型モニタースタンドの選び方(第3回/全3回)

これまで2回にわたり、大型モニタースタンドについて考えてきました。
第1回では、インチだけでなく、重量・VESA・移動・昇降まで見て選ぶこと。
第2回では、HAMILeX、一ノ坪製作所、SDS、朝日木材加工といった国内メーカーの業務用スタンドを比較しました。

そこで分かったのは、しっかりした業務用製品には、価格なりの理由があるということです。大型キャスター、耐荷重、配線処理、安全機構、電動昇降。

一方で、「会議室でここまで必要だろうか?」と思うケースもあります。そんな中、先日、東京ビッグサイトで開催された「第26回 総務・人事・経理Week」で気になったのが、NB ERGONOMICでした。

NB ERGONOMICとは?

NB ERGONOMICは、モニタースタンド、モニターアーム、壁掛け金具などを展開するAV周辺機器メーカーです。

海外ではすでに広く展開されており、日本市場でも2026年から本格的に展開を始めています。国内在庫や日本語でのサポート体制も整備されており、単なる個人輸入品とは少し違います。

気になったのは65~98インチ対応の2モデル

大型モニタースタンドは、手動昇降のP100と、電動昇降のP150の2モデルです。

製品 対応サイズ 耐荷重 VESA 昇降
P100 65~98型 91kg 200×200~800×600mm 手動
P150 65~98型 91kg 200×200~800×600mm 電動・リモコン

P150は75Wの電動昇降機構を備え、リモコンで高さを調整できます。

ここで気になったのは、やはり電動昇降モデルの価格帯です。具体的な価格はここでは書きませんが、前回紹介した国内メーカーの電動昇降スタンドと比べると、「電動だから予算的に難しい」と最初から諦めなくてもよさそうな水準です。

では、国内メーカー品よりNBの方がいいのか?

そこは単純ではありません。

【国内メーカー品とNBの強みの違い】
  • 国内メーカー品:長年の導入実績、詳細な適合情報、高い剛性・安全機構、豊富なオプション、確実な部品供給、学校・公共施設での使用実績
  • NB ERGONOMIC:必要な機能を比較的シンプルにまとめ、設備全体のコストを抑えやすいこと
【用途に応じた使い分けの例】
  • 大学や学校で毎日動かす:国内業務用製品も十分比較したい
  • 児童・生徒が頻繁に触る電子黒板:剛性や安全性を優先したい
  • 一般企業の会議室:NBも比較対象になりやすい
  • 研修室で高さを時々変えたい:電動昇降のメリットが出やすい

「このモニターに使える?」からでも構いません

モニターの型番が分かれば、インチ・重量・VESA・使い方を確認したうえで、国内メーカー品とNBを比較します。

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「安い製品」ではなく「選択肢を広げる製品」

大型モニター本体の価格は下がってきました。ところが、スタンドまで含めると意外と高くなることがあります。特に電動昇降式です。

だからこそ、HAMILeX、一ノ坪製作所、SDS、朝日木材加工といった国内メーカーに加えて、「もう少し予算を抑えた選択肢」を持っておく意味はあると思います。NB ERGONOMICは、その候補の一つになりそうです。

伊藤サプライとしては「まず比較してみる」

NB ERGONOMICは、日本ではまだ導入実績を積み上げている途中です。そのため伊藤サプライとしても、どんな用途でもNBを勧めるつもりはありません。

まずは、
・何インチか
・何kgか
・毎日動かすか
・画面を触るか
・高さを変えるか
・どのくらいの予算か

を確認します。

そのうえで、国内メーカー品がよいのか、NBでも十分なのかを比較する。このくらいの考え方がちょうどよいと思います。

3回を通して分かったこと

今回、大型モニタースタンドについて3回に分けて見てきました。結論はシンプルです。

高いものが正解でもない。安いものが正解でもない。必要な機能に、必要なお金をかける。それだけです。

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