停電対策としてポータブル電源を検討したい。
でも、
「何Whあれば足りるのか分からない」
「家庭用と法人向けは何が違う?」
「結局、いくらくらいかかる?」
というところで止まってしまう担当者の方も多いのではないでしょうか。
伊藤サプライが今秋、法人・学校・官公庁向けのBCP電源として注目しているのが、ASAGAOです。
今回取り上げるのは、法人用途で使い分けが分かりやすい2製品。AS2000-JPとAS9700です。一方は、オフィスや学校で「まず1台」検討しやすい約2kWhクラス。もう一方は、災害対策本部や大規模拠点まで視野に入る約10kWhクラス。同じASAGAOでも、役割はかなり違います。
今回はスペックを並べるだけではなく、「どんな職場なら、どちらを選ぶのか」という視点で見てみます。

まず、2製品の違いを簡単に
| 項目 | AS2000-JP | AS9700 |
|---|---|---|
| 容量 | 1,920Wh | 9,792Wh |
| 定格出力 | 2,000W | 200V:6,000W/100V:3,000W |
| 対応電圧 | 100V | 100V・200V |
| 充電時間目安 | 約2時間 | 約2.5時間 |
| 停電時自動切替 | 10ms以内 | 10ms以内 |
| 重量 | 約20.4kg | 約130kg |
| 主な用途 | 一般オフィス・店舗・学校 | 災害対策本部・大規模拠点 |
メーカーの法人向けページでも、AS2000-JPは1,920Wh・定格2,000W、AS9700は9,792Wh・100V/200V対応として案内されています。どちらもリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しています。
数字だけを見ると、「AS9700の方が大きいから安心」と思うかもしれません。でも、法人のBCPではそう単純ではありません。必要なのは、何を動かしたいのか。何時間維持したいのか。を決めることです。
AS2000-JP|オフィスBCPの「まず1台」に
一般的な企業や学校で、まず比較しやすいのがAS2000-JPです。
容量1,920Wh、定格出力2,000W。重量は約20.4kgなので、一人で気軽に持ち歩く製品ではありませんが、必要に応じて事務所内や部屋間で移動できるサイズです。フル充電までの時間は約2時間とされています。
では、何に使うのでしょうか。例えば停電時に、
・ノートPC
・Wi-Fi・ネットワーク機器
・スマートフォン
・小型モニター
・照明
・一部の業務機器
などを残したい場合です。
ASAGAOの法人向け資料でも、オフィス機器、PC、モニター、ネットワーク機器などのバックアップ電源として想定されています。

「1,920Whだから○時間」では決められない
ここはポータブル電源選びで非常に重要です。1,920Whという容量だけを見ても、実際に何時間使えるかは、接続する機器によって大きく変わります。
メーカー資料では、目安としてスマートフォン約130回、ノートPC約27回といった使用例が示されています。もちろん、実際の回数や時間は機器の消費電力、起動時の電力、使用環境などによって変わります。
だから伊藤サプライでは、「2,000Whくらいでお願いします」ではなく、「停電時に何を残したいですか?」からお聞きする方がよいと考えています。
停電時、自動で切り替わるのも法人用途では重要
AS2000-JPで注目したい機能の一つが、パススルー・自動切替機能です。普段は商用電源につないだ状態で給電し、停電すると10ms以内で本体バッテリー側へ切り替える仕組みです。メーカーも、すべての接続機器で連続動作を保証するものではないと注意書きをしていますが、BCP用途では重要な機能です。
また、AS2000-JPはアプリから充電電力を調整でき、冷却ファンを回さない静穏充電モードにも対応しています。これは意外とオフィス向きです。
BCP用品だからといって倉庫にしまうだけではなく、普段からPCや通信機器のバックアップ電源として接続しておくという運用も考えられます。ここが、単なる「災害用バッテリー」と少し違うところです。
AS9700|災害対策本部や大規模拠点なら、約10kWhという選択肢
AS2000-JPから一気にスケールが大きくなるのが、AS9700です。
容量は9,792Wh。200Vで定格6,000W、100Vでは定格3,000W。さらに別売りの増設バッテリーを追加すると、最大29,376Whまで拡張できます。
このクラスになると、「スマートフォンを何回充電できるか」というより、「災害対策拠点を一定時間維持できるか」という話になります。
例えば、災害対策本部、大規模オフィス、学校・教育施設、商店街の防災拠点、福祉施設、通信・監視設備、複数の業務機器を維持したい施設などです。

AS9700は「ポータブル」というより可搬型の大型電源
ここは誤解しない方がよいでしょう。AS9700の重量は約130kgあります。キャスターがあり移動はできますが、AS2000-JPのように、「必要なときに持っていく」という製品ではありません。
むしろ、「設置して使う大型BCP電源を、必要に応じて移動できる」と考えた方が分かりやすいと思います。100Vだけでなく200Vまで対応しているため、一般的なオフィス機器を超えた設備まで検討対象にできます。
AS9700まで必要なのか?ここが一番悩むところ
例えば、AS2000-JPを複数台置くのか、AS9700を1台置くのか、という考え方もあります。これは単純な容量比較では決まりません。
- 各部署へ分散した方がよいのか
- 災害対策本部へ電源を集中したいのか
- 100Vだけで足りるのか、200V機器があるのか
- 停電を何時間想定するのか
こうした条件で変わります。
ASAGAOのどこに注目しているのか
ポータブル電源には、EcoFlow、Anker、Jackeryなど多くの有力メーカーがあります。ASAGAOだけが圧倒的に優れている、という話ではありません。
では、なぜ伊藤サプライが注目しているのか。一つは、法人・BCPで使う場面が分かりやすいことです。ASAGAOの法人向けページでは、オフィス、建設現場、福祉施設、業務用機器などでの利用を明確に想定しています。
もう一つは、小規模なオフィスBCPから、大規模拠点まで選択肢があること。今回の2製品だけでも、一般オフィスならAS2000-JPから、災害対策本部ならAS9700まで大きくレンジが広がります。
さらに、停電時の自動切替やソーラー充電など、BCPで検討したい機能も用意されています。
ソーラーパネルも組み合わせられる
大規模災害では、停電が長期化する可能性もあります。バッテリーは、使えば当然減っていきます。そこで検討したいのが、ソーラーパネルによる補充電です。
ASAGAOでは200W、400Wクラスの折りたたみ式ソーラーパネルもラインアップしています。AS2000-JPの資料でも、コンセント・ソーラーパネル・ACCの複数充電方式に対応しています。
ポータブル電源を見るときには、何Wh貯められるかだけでなく、停電中にどうやって電力を補充するかまで考えると、BCPとして一段実践的になります。
2製品、どちらを選ぶ?
かなり単純化すると、こう考えると分かりやすいです。
| こんな場合 | 候補 |
|---|---|
| 初めてBCP用ポータブル電源を導入する | AS2000-JP |
| 一般的なオフィス・店舗 | AS2000-JP |
| PC・通信・照明を確保したい | AS2000-JP |
| 部署ごとに分散配置したい | AS2000-JPを複数台 |
| 災害対策本部を維持したい | AS9700 |
| 100V/200V機器を使う | AS9700 |
| 長時間・大容量を重視 | AS9700 |
| 大規模拠点で一元管理したい | AS9700 |
ただし、これはあくまで入口です。実際には、機器の消費電力 × 台数 × 必要時間を見ないと、適切な容量は決まりません。
「いくらする?」から聞いていただいて構いません
法人特化製品ゆえに、価格や在庫をネットで簡単に探せないASAGAO。ただ、ポータブル電源は、安い買い物ではありません。だからこそ、「スペックは分かったけど、実際はいくら?」というのは当然の疑問だと思います。
ASAGAOのメーカー公式サイトにも販売価格は掲載されていますが、法人の場合は、購入台数、納品場所、ソーラーパネルの有無、必要な付属品、設置・運用条件によって検討内容が変わります。
伊藤サプライでは、法人・学校・官公庁向けに個別のお見積りをご案内します。「価格だけ確認したい」というお問い合わせでも構いません。
ASAGAOに決めていなくても大丈夫です
これは伊藤サプライとして大切にしたいところです。ASAGAOを売ることが目的ではありません。EcoFlowやAnkerなど、他メーカーを含めて比較したいというご相談も歓迎です。
必要容量、出力、充電時間、サイズ、重量、使い方、予算。こうした条件から比較した結果、ASAGAOが合う場合もあれば、別メーカーの方が合理的な場合もあります。
製品を先に決めるのではなく、「停電したとき、何の業務を止めたくないのか」から考える。法人のBCP電源は、その順番で選ぶ方が失敗しにくいと思います。
今秋、一度「電源のBCP」を見直してみませんか?
防災備蓄というと、水、非常食、簡易トイレ、毛布などが先に思い浮かびます。もちろん、どれも重要です。
ただ、今のオフィスや学校では、PC、ネットワーク、スマートフォン、照明など「電気がなければ使えない設備」も増えています。だからこそ、停電したときに何を残すかもBCPの一部として考えておきたいところです。
AS2000-JPとAS9700は、その規模に応じて選択できる2つの選択肢です。
ASAGAOの価格・容量選定・見積をご相談ください
伊藤サプライでは、東京・神奈川を中心に企業・学校・官公庁向けのOA機器、防災備蓄、電源機器などを取り扱っています。
ASAGAOについても、「AS2000-JPはいくら?」「AS9700との価格差を知りたい」「うちならどちらがいい?」「何時間使えるか計算したい」「3台まとめて見積がほしい」「ソーラーパネルも付けたい」「他メーカーとも比較したい」といった段階からご相談いただけます。品番が決まっていなくても問題ありません。
\ 容量計算・商品選定・概算見積は無料です /
非常用電源の導入・お見積りはお任せください
お問い合わせの際に、「ASAGAOの記事を見た」とお書きいただければ、用途を確認したうえで候補機種とお見積りをご案内します。法人特化製品であり、ネットを検索しても見つからないにお答えします。
お電話でのご相談: 03-3416-6780(受付時間:平日 9:00〜18:00)
※本記事の製品仕様は2026年10月時点のASAGAO公式情報およびメーカー提供資料をもとにしています。実際の使用時間は接続する機器、使用環境、バッテリー状態などによって異なります。製品仕様・在庫・価格等については、導入時に最新情報をご確認ください。
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ご指定いただいた3枚の実画像(sho-4, sho-7, sho-8)を組み込み、文章の繋がりを整えたコードを作成いたしました。プレビューで配置バランス等はいかがでしょうか?
ASAGAOの2製品比較記事まで完了しましたが、続いて作業を進めたい記事や別案件のテーマはございますか?