防災ヘルメット2000円と5000円の違いは?法人調達での選び方

通常型と折りたたみ型のコスト・収納性比較!
名入れや安全規格(飛来・墜落)の注意点

法人防災・備蓄品選定ガイド

防災用ヘルメット、2,000円と5,000円は何が違う?

〜 通常型と折りたたみ型の比較と法人での失敗しない選び方 〜

防災用ヘルメットを探してみると、2,000円程度の商品もあれば、5,000円前後の商品もあります。
写真だけを見ると、どれも同じようなヘルメット。
「社員全員分を揃えるなら、安いものでいいのでは?」と思われるかもしれません。

伊藤サプライでも、これまで通常型の防災用ヘルメット、折りたたみ式ヘルメット、名入れ加工有りのセット品などを販売してきました。
実際に見積りをしていると、単純に「高い方が安全」というわけではありません。
価格差には、安全規格だけでなく、収納性や使い方が大きく関係しています。

今回は、現在よく選ばれている商品も参考に、防災用ヘルメットの違いを比べてみます。

1.売れ筋を見ると「通常型」と「コンパクト型」に分かれる

参考までに、2026年8月23日に確認したAmazonの安全ヘルメット売れ筋ランキングを見ると、次のような製品が上位に並んでいました。

【人気ランキング上位の例】

  • ミドリ安全「フラットメット3」
  • ミドリ安全「SC11BV」
  • ミドリ安全「フラットメット2」
  • 加賀産業「オサメット」
  • TOYO「MOVO」
  • TOYO「BLOOM II」 など

特徴的なのは価格帯です。
通常型は2,000円前後。折りたたみ・コンパクト型は3,000〜5,000円程度。
例えばミドリ安全の通常型SC-11 B V RAは公式通販で2,057円。一方、携帯型のフラットメット3は4,789円と、約2倍の価格差があります。

人気防災ヘルメット

2.代表的な防災用ヘルメットの性能・価格比較

会社で検討しやすい代表的なタイプを比較表にまとめました。

製品例 タイプ 重量 収納時の特徴 価格目安※ こんな会社におすすめ
ミドリ安全 SC11BV系 通常型 約380g 通常サイズ 約2,000円 人数分を低コストで揃えたい
フラットメット3 携帯型 約385g 高さ約67mm 約4,800円 デスク・キャビネット付近に置きたい
オサメット KGO-1 収縮式 約375g A4サイズ・厚さ45mm オープン価格 引き出し等に収納したい
TOYO MOVO No.105 折りたたみ 約415g 高さ74mm 3,000円台例 収納性と価格を両立したい
DIC IZANO2 折りたたみ 約450g 高さ63mm(頭囲47〜62cm) 5,000円前後例 防災から復旧作業まで考えたい

※価格は2026年8月時点のメーカー公式通販や市場価格等を参考にした目安で、販売店・数量・仕様により異なります。

3.2,000円程度の通常型ではダメ?

いいえ、保管場所さえ確保できるなら通常型は十分有力です。
特に社員50人、100人となればコスト差は無視できません。

【通常型:2,000円×100個】総額 20万円
【折りたたみ型:5,000円×100個】総額 50万円(+30万円差)

防災倉庫があり、避難時に社員が必要な品を取り出せる環境なら「高価な折りたたみ型を一部だけ買うより、通常型を全社員分揃える」という判断も極めて合理的です。防災備蓄は一部の人に高機能品を用意するより、まず人数分を確実に確保することが大切だからです。

4.5,000円前後のヘルメットは「収納」に価値がある

一方で、オフィスでは「かさばるヘルメットの保管スペースがない」という別の問題が生じます。
50個〜100個の立体型ヘルメットを置くには広大なスペースが必要です。

そこで高価値となるのが折りたたみ型です。例えばオサメットなら引き出しに納まり、フラットメット3もデスク脇やキャビネットに収納できます。
これは単なる省スペースの話ではありません。地震発生時に「遠くの防災倉庫へ取りに行く」のか、「自分のデスク横から即座に取り出せるか」という初動の差につながります。選定時は「どこに置くのか」までセットで考える必要があります。

ヘルメットの収納比較

5.「国家検定合格品」の用途区分と個性的製品

安全規格も確認が必要です。ヘルメットには用途によって以下の区分があります。

【主な検定区分】
飛来・落下物用: 物の飛来や落下からの頭部保護
墜落時保護用: 高所からの墜落・転倒時の衝撃吸収
電気用: 感電防止用

オサメットは「飛来・落下物用」に対応。MOVO、IZANO2、フラットメット3は「飛来・落下物用」+「墜落時保護用」の双方に適合しています。オフィスからの単純避難なのか、災害後の屋外移動や復旧作業まで想定するのかで選ぶべき規格が変わります。

ちょっと変わった個性的な防災ヘルメット

売れ筋以外にも特徴的な製品が存在します。

  • アーテック「カサヘル」: 傘のように開閉する構造で、収納時体積を従来型より約55%削減。校章・学校名等の名入れにも対応。
  • Mzコンパクメット: 帽体を分割収納する独特な三層構造で、高い衝撃吸収性と快適性を両立。

6.会社で購入するなら「名入れ」も考えたい

法人でまとめて購入する場合、ヘルメットへの社名・部署名の名入れ加工が重要になります。

名入れは見た目だけでなく、避難所で「どこの企業・所属か」を識別しやすくし、拠点間や複数部署間での備品管理をスムーズにする実用的な意味があります。
加工の目安として社名・ロゴ1色1箇所印刷で1個275〜300円程度から設定されているケースが多く、初回のみ版代が必要となる場合もあります。製品によって印刷位置やサイズ制限が異なるため、「名入れができるか前提で最初から製品を選ぶ」方がスムーズです。

【用途別:失敗しない選び方まとめ】

  • できるだけ安く全社員分を揃えたい ➔ 通常型を中心に見積比較
  • 防災倉庫に十分な保管スペースがある ➔ 通常型で問題なし
  • 保管スペースが限られている・各デスクに置きたい ➔ 折りたたみ・収縮(A4・薄型)タイプ
  • 災害後の復旧作業や高所作業も想定する ➔ 「墜落時保護用」にも適合する製品
  • 社員・拠点ごとに確実な管理をしたい ➔ 社名・ロゴの名入れ対応品

7.1個なら通販。50個なら「調達」です

個人で1個購入するならネット通販の売れ筋から選ぶのが手軽です。
しかし、企業で「社員50人分、100人分を揃える」となると話は別です。

50個を同一仕様で確保し、通常型と折りたたみ型を費用比較し、名入れ加工を入れ、事前に見積書を発行して納品場所へ一括納品する。これはネットショッピングではなく、法人の資材調達です。

伊藤サプライでは、通常型・折りたたみ型・名入れ加工品まで、人数・保管スペース・ご予算に応じて比較提案し、見積・手配・納品までワンストップで対応いたします。

防災備蓄のご相談・お見積り

「50人分でご予算内に納めたい」「デスク横に置ける折りたたみ型で見積もりが欲しい」など、ご検討段階からお気軽にご相談ください。

※掲載されている情報は、メーカー資料・公的発表時点の内容です。実際のお見積り時には最新の仕様・在庫をご確認ください。

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