法人・オフィス環境コラム
Web会議用ヘッドセット6機種比較
自席・在宅・長時間会議で選ぶなら?
前回は、会議室で使うスピーカーフォンを比較しました。
では、自席や在宅勤務など、1人でWeb会議に参加する場合はどうでしょうか。
この場合、スピーカーフォンより使いやすいのがヘッドセットです。ただ、Amazonや価格.comを見ると、2,000円台から3万円を超えるものまでかなり幅があります。
有線か無線か。片耳か両耳か。ノイズキャンセリングは必要か。
今回は、法人で使いやすい製品を中心に6機種選んでみました。
先に6機種を比較
| 用途 | 製品 | 接続 | 特徴 | 実売価格目安※ |
|---|---|---|---|---|
| とにかく価格を抑える | オーディオテクニカ ATH-102USB | USB有線 | 軽量・両耳・Web会議向け | 約2,500〜3,500円 |
| 法人でまとめて導入 | サンワサプライ MM-HSU10GMN | USB有線 | 単一指向性・ノイズ低減マイク | 約6,000円前後 |
| 法人向け有線の定番候補 | Jabra Evolve2 30 SE | USB有線 | Teams等UC対応・軽量 | 1万円台 |
| 無線で使いやすさ重視 | Jabra Evolve2 55 | Bluetooth / USBアダプター | ANC・ノイズ低減マイク | 約19,000円〜 |
| 長時間・集中して使う | Jabra Evolve2 55 Stereo | ワイヤレス両耳 | 両耳・ANC・業務向け | 約2万円前後 |
| 周囲が騒がしい場所 | サンワサプライ MM-HSU14ANC | USB有線 | ANC搭載 | 約17,500円前後 |
※価格は2026年9月時点のAmazon、価格.comなどの実売状況を参考にした目安です。価格は変動します。
1.① オーディオテクニカ ATH-102USB|3,000円前後ならかなり使いやすい
まず、価格を抑えたい場合です。オーディオテクニカ ATH-102USBは、Web会議やオンライン授業向けとして販売されているUSBヘッドセットです。重量は約78gと軽く、耳を完全にふさがないオープンタイプ。長時間使ったときの蒸れを抑えやすい設計になっています。
USB接続なので、「PCにつないですぐ使いたい」という用途にも分かりやすい製品です。価格.comでは約2,500〜3,000円台で販売されています。
【こんな用途におすすめ】
- 社員20人分をまとめて用意する
- オンライン研修用として配る
- 学校のオンライン授業用
- 一時的なWeb会議用
2.② サンワサプライ MM-HSU10GMN|会社でまとめて導入しやすい
法人向けとしてもう少しマイク性能を意識するなら、サンワサプライ MM-HSU10GMNがあります。USB接続の両耳タイプで、単一指向性のノイズキャンセリングマイクを採用。周囲の音をできるだけ拾わず、自分の声を中心に集音する設計です。
メーカー標準価格は7,700円。実売では6,000円前後で確認できます。特に、隣にも人がいるオフィスでWeb会議をするという場合には、単純な低価格ヘッドセットとの差が出やすいところです。「全社員に数万円のヘッドセットは難しい。でも2,000円台より少し良いものを入れたい」という会社には、この価格帯が現実的です。
3.③ Jabra Evolve2 30 SE|法人用ならこのあたりから
もう一段、仕事用としてきちんと選びたい場合に候補になるのがJabra Evolve2 30 SEです。USB-AまたはUSB-Cの有線接続で、主要なUCサービスへの対応やMicrosoft Teams関連の認証も用意されています。両耳タイプでもケーブルを除く重量は約102g。Jabraらしく、長時間の通話や業務用途を意識した作りになっています。
無線が必要なければ、実は有線には「充電がいらない」「Bluetooth接続で悩まない」「PCにつなげば使える」という大きなメリットがあります。大量導入する企業では、このシンプルさも重要です。
4.④ Jabra Evolve2 55|Web会議が多い人なら、ここまで上げる価値がある
Web会議を毎日のようにする人なら、Jabra Evolve2 55まで候補に入ってきます。アクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載し、ステレオモデルでは4マイク構成。Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなどのビジネス用途も意識されています。2026年9月時点では、価格.com最安で約19,200円、Amazonでも約19,900円で確認できました。
3,000円のヘッドセットと比べれば大きな価格差ですが、毎日2〜3時間Web会議をする社員ならどうでしょうか。3年間使うと考えると、1日当たりの差はそれほど大きくありません。Web会議が仕事そのものになっている職種では、PCやモニターと同じように、ヘッドセットも「仕事道具」として考えてよいと思います。
働き方に応じたヘッドセットの導入・機種選定をご提案します
「営業職用に軽量・高マイク性能な製品を揃えたい」「有線と無線の併用運用について相談したい」など、ご予算や配備対象に合わせたご提案・お見積りを承ります。
5.⑤ 両耳か片耳かは、仕事によって変わる
製品選びと同じくらい重要なのが、片耳にするか、両耳にするかです。
例えば営業担当者が自席でWeb会議をしながら、周囲の電話や声にも反応する必要があるなら、片耳タイプが使いやすいことがあります。
逆に、長時間のWeb会議、オンライン研修、集中して話を聞く、周囲の雑音が多いという場合は両耳タイプの方が向いています。単純に「両耳の方が高性能」という話ではありません。仕事中に周囲の音を聞く必要があるかで決める方がよいでしょう。
6.⑥ サンワサプライ MM-HSU14ANC|周囲の雑音を減らしたい場合
周囲が騒がしいオフィスで使うなら、MM-HSU14ANCのようなANC搭載製品も候補になります。サンワサプライ系の実売では約17,500円前後で確認できます。ここまでくると、「安いヘッドセットを人数分用意する」というより、Web会議が多い社員に必要な設備として個別配備するという考え方になります。営業、管理職、カスタマーサポート、採用担当など、オンラインで話す時間が長い職種には検討価値があります。
7.目的・働き方に合わせた選び方のポイント
用途や目的に応じた選び方を整理すると、次のようになります。
ヘッドセットは、「音が聞こえれば何でもいい」と考えられがちな製品です。しかし1日に何時間も使う人にとっては、マイクの聞き取りやすさ、装着感、重量、周囲の音をどこまで遮るかが仕事のしやすさに直結します。
8.まとめ:仕事内容に応じたヘッドセット選定を
今回紹介した製品以外も含めて、用途・予算・導入台数に応じた最適なヘッドセット選定が可能です。「20台まとめて導入したい」「営業職だけ少し良いものにしたい」「有線と無線で迷っている」といったご検討段階からサポートいたします。
全員に同じヘッドセットを配るのではなく、仕事によって製品を変える。Web会議が日常になった今、そんな選び方を考えてみてはいかがでしょうか。
Web会議・IT設備のご相談
「業務内容や職種に合ったヘッドセットを選びたい」「一括購入の見積もりがほしい」など、オフィスIT設備のご相談はお気軽にお問い合わせください。
※製品の選定やご予算に合わせた構成案のご提案も承っております。