大学DXの「最適解」。電子黒板の失敗しない選び方と主要メーカー比較

【参考記事】大学講義の未来を創る。電子黒板の選び方

オフィスの会議効率化や、学校・塾でのDX推進に欠かせない「電子黒板(インタラクティブホワイトボード)」。

最近では、ミライタッチ・アイリスオーヤマ・ELMO(エルモ)・BenQ(ベンキュー)など様々なメーカーから登場しており、「機能が多すぎてどれを選べばいいか分からない」「結局トータルでいくらかかるの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

伊藤サプライは、世田谷区の『ミライタッチ(MIRAI TOUCH)』販売パートナーであるとともに、独立マルチベンダー企業として複数のブランドの製品の取り扱いや提案を実施しております。

そこで本記事では、販売実績のある営業職員のコメントをもとに、大学施設における電子黒板の失敗しない選び方のポイントを解説するとともに、主要な電子黒板4選を比較してご紹介します。


1. 電子黒板の失敗しない選び方 4つのポイント

電子黒板を選ぶ際は、本体のスペックだけでなく「利用環境」や「導入後の費用」まで考慮することが重要です。

① 用途で選ぶ:「学校・教育現場」か「オフィス(事務局等含む)」

  • 教育現場(教室・講義室): 直感的に使える操作性、生徒の端末(ChromebookやiPad等)とのミラーリング機能、画面の耐久性などが求められます。特に大学では、講義スタイルによって求める機能が異なることに留意が必要です。大教室での講義では視認性と高輝度が、ゼミやアクティブ・ラーニング室では学生端末(Windows, Mac, iPadなど多岐にわたるBYOD)との接続性の良さが最重要になります。
  • オフィス・会議室(事務局等含む): Web会議(Zoom/Teams)との連携のスムーズさ、ペーパーレスでの資料共有、マイク・カメラ機能が重要になります。会議室の広さに合わせた画面サイズの選定も重要になります。

② 部屋の広さに合わせた「画面サイズ」を選ぶ

  • 65インチ: 小〜中会議室(〜10名程度)、小規模な教室、研究室向け
  • 75インチ〜86インチ: 大会議室(15名〜)、学校の標準的な教室向け

③ 本体価格だけでなく「トータルコスト(TCO)」で選ぶ

予算は導入時の最重要ファクターですが、電子黒板の導入費用は、本体代金だけではありません。

  • 本体価格の目安: 約30万円〜100万円以上
  • 見落としがちな費用:
    1. 専用キャスター付きスタンド代(または壁掛け金具):本体価格の10~20%
    2. 搬入・設置施工費用(壁面の補強や耐震アンカー工事など):本体価格の10~30% ※壁面設置は設置場所によるため目安不可
    3. ソフトウェアの月額・年額ライセンス料 :メーカー・契約による

④ 買って終了じゃないのが、電子黒板の難しいところ

電子黒板の導入においては、営業の方は、機能面での説明、価格の説明、導入までの期間などをご説明されると思います。でも、ちょっと待ってください営業の方は販売してノルマは達成しても、ユーザーは買ってからがスタートです安い買い物ではないですし、勝った後に置物と化したり、単に画像を投射するだけのモニターになってしまっては意味がありません。伊藤サプライでは、必ず、『メーカー側のアフターフォロー体制』を確認することをお勧めしております(多くの場合、アフターフォローの主体はメーカーであるため)。


2. 電子黒板 主要メーカー比較

GoogleEDLA認証などは、各社ともに対応製品を有しております。また、保証期間については標準保証が設定されておりますが、一般的な耐用年数5年を下回っており、追加でのメンテナンス契約を検討する必要があるのに留意が必要です。

No. メーカー・製品名 画面サイズ OS / アプリ 価格帯 保証 こんな人・環境におすすめ!
1 ミライタッチ 65 / 75 / 86 Android / 独自(EDLA認証製品有り) ミドル 保証期間:標準で1年間
従業員95名/13拠点
【推奨】誰でも使える操作性と安心の施工・サポート重視
2 アイリスオーヤマ 65 / 75 / 86 Android(EDLA認証製品有り) 低価格〜 保証期間:標準で1年間 【高コスパ】初期費用を抑えて大画面を導入したい
3 ELMO(エルモ) 55 / 65 / 75 / 86 Android(EDLA認証製品有り) ミドル〜 保証期間:標準で1年間または3年間

対応:預かり修理なら3営業日以内に返送、一部代替機提供

【教育・プレゼン】書画カメラ連携や学校現場での実績重視
4 BenQ(ベンキュー) 65 / 75 / 86 Android (EDLA認証) ミドル〜 保証期間:本体3年間
対応内容:代替製品
【Google連携】Google Play対応&長時間のアイケア機能重視

3. 電子黒板4社の特長

【推奨】ミライタッチ(MIRAI TOUCH)

〜「誰でもすぐ使える」直感操作と、施工・アフターまで任せられる万能モデル〜

学校現場やオフィスで急速にシェアを伸ばしている「ミライタッチ」です。国内15拠点90名を超える社員で構成されているのは、アフターフォロー面でも安心ができます。品揃えが多く、希望に合った製品を選択することも可能です。

  • GIGAスクール構想の卒業生が大学で使うということ 
    小中学校で電子黒板に慣れ親しんだ生徒が、大学に進学するのも時間の問題です。国内シェアNo.1の『ミライタッチ』の経験者が、大学で『ミライタッチ』も使う環境を提供する。これにより、余計な技術習得の手間もなく、授業に集中できるのではないでしょうか?
  • マニュアル不要の「インクルーシブデザイン」
    電源を入れるだけで、説明書を見なくても「書く」「消す」「共有する」の基本操作が直感的に行えます。IT機器が苦手な方でも迷わず使いこなせます。
  • ランニングコストゼロ
    ホワイトボード機能や画面共有アプリが標準搭載されており、導入後の月額・年額ソフトウェアライセンス料が一切かかりません。
  • 搬入・施工設置まで安心。そして、何よりカスタマーサポートとアフターフォローが充実
    ミライタッチは正規代理店による現地調査や安全な耐震設置工事、導入後のレクチャーなどのサポート体制が非常に手厚い点も大きな魅力です。また、国内最大規模の専業メーカーとして、アフターフォローや代替機対応などが手厚いのは、教育現場の業務を止めないという視点では、極めて重要と考えております。
  • 品揃えの多さゆえに価格も柔軟
    本体価格は60万円台から。また、リースの活用も可能です。また、過去には5万台出荷記念などで台数限定の特別価格プランが提供された実績もあるほか、HPでのパッケージ販売キャンペーンなども展開しております。

【価格】アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)

〜圧倒的なコストパフォーマンスと国内大手の安心感〜

手軽に大画面を導入できる「アイリスオーヤマ」の電子黒板です。アイリスオーヤマは、宮城県仙台市に本社を置く生活用品の企画、製造、販売会社。家電の他、LED証明、インテリアなど製品は多様です。電子黒板については、65型・75型の2製品。

  • 導入しやすい価格設定
    機能をシンプルに厳選することで、大画面でありながら優れたコストパフォーマンスを実現しています。調査時点で、30万円台で販売しているサイトも存在しております。
  • 既存モニターからのスムーズな移行
    シンプルな操作感で、中小企業の会議室やペーパーレス化を検討中の施設へ、コストを抑えて導入するのに適しています。

【定番】ELMO(エルモ/テクノホライゾン)

〜日本の学校・教育現場を知り尽くした定番メーカー〜

次は、教育機関や自治体で高い知名度を持つ「ELMO(エルモ)」です。東証スタンダード市場上場のテクノホライゾングループが展開するブランドです(本社:愛知県)。電子黒板だけでなく、ロボティクス・FAソリューションなど、多様な事業を展開しています。また、教育現場だけでなく、一般オフィス、建設現場、医療現場などへのソリューション提供をしているのが特徴です。社名は2027年よりELMOに統一される予定です。

  • 豊富なサイズ展開
    55インチから86インチまで4タイプのラインナップであり、教室の大きさに合わせて選択できます。
  • 書画カメラ(実物投影機)との強力な連携
    手元の教科書、プリント、立体物をそのまま大画面に投影し、その上から直接ペンで書き込める機能が非常に優秀です。
  • 豊富な教材・プレゼン用テンプレート
    方眼紙や各種フレームなど、授業や発表で使いやすい背景テンプレートが豊富に用意されています。

【国際ブランド】BenQ(ベンキュー Board)

〜Google Play対応&目の健康に配慮した最先端モデル〜

グローバルディスプレイメーカーである「BenQ(ベンキュー)」です。台湾を拠点とする電気製品メーカーです。日本には、日本法人のBenQ Japanが東京に所在しております(国内1拠点)。他の日本メーカーとは異なり、海外での実績も際立っており、国際的に利用されているBenQアプリも内蔵されております。国内では、国際的な知名度を活かし、インターナショナルスクールや幼稚園等で浸透しているとのことです。

  • 国際ブランドの強み
    BenQは海外メーカーであり、国際ブランドとして認知されております。インターナショナルスクールなどの国際色豊かな環境で、存在感が高い製品と言えます。
  • Google EDLA認証取得
    Google Playストアから直接アプリ(Google WorkspaceやYouTubeなど)をダウンロードして活用できる、高い拡張性を持っています。
  • 先進のアイケア&抗菌機能
    ブルーライト軽減やフリッカーフリー技術、抗菌ガラスを採用しており、長時間の会議や授業でも利用者の目の疲労を軽減します。その他空気品質センサーやマイナスイオン発生機能など、他社と差別化された機能を有します。
  • 分かりやすい価格設定
    HPに製品ごとにワンプライスの価格が開示されております。65インチ74万円、75インチ85万円、86インチ113万円(税込・設置費込み)。他社製品がカメラを内蔵しているモデルが多い中で、当該製品はカメラは内蔵していないため、ユーザーが独自に選び・設置することが必要です(費用別)。

4. まとめ:電子黒板の導入・施工はお気軽にご相談ください!

電子黒板を選ぶ際は、本体の性能や価格だけでなく「搬入経路の確保」「安全な壁固定・スタンド設置工事」「導入後の使い方サポート」までトータルで考慮することが失敗しない一番の近道です。

また、教育現場の視点では、『誰が使うか?誰が見るか?』の視点も大事です。使い慣れない機材を与えられた生徒は、授業よりも、操作の習熟に時間を使ってしまいます。生産性改善を目指していたのに、本末転倒ということも起こりかねません。

さらに、電子黒板を導入したからと言って、ホワイトボードや黒板を使わなくなるわけではないのです(ホワイトボードの世界市場は拡大中)。教育現場のDX環境を、従来の教育現場とシームレスに統合するお手伝いすることを、伊藤サプライは目指しております。

電子黒板については、伊藤サプライは、国内シェアNo.1の「ミライタッチ」の正規販売パートナーであり専門的な知見とご納得いただけるご提案をいたします。

また、独立系のマルチベンダーとして、公平性を持った視点で、お客様の用途や設置環境に合わせて、BenQを含めご希望に合ったブランドをご提案することも可能です。

  • 「自社の会議室にはどのサイズが合うか知りたい」
  • 「搬入や設置工事を含めた見積もりが欲しい」
  • 「実際に実機を見て試してみたい」

このようなご要望がございましたら、現地調査から機種選定、設置施工・アフターサポートまでワンストップでご支援いたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。

電話で相談(平日9〜18時)