法人防災・備蓄品選定ガイド
災害時、会社で眠れますか?
会社の防災備蓄というと、まず思い浮かぶのは水、非常食、携帯トイレでしょう。
では、もう一つ質問です。
大きな地震が起きて、その日の夜を会社で過ごすことになったら、どこで、どうやって寝ますか?
机に突っ伏して寝るのか。
会議室の床に直接横になるのか。
それとも、防災用の毛布を1枚掛けて寝るのか。
東京都などが呼びかけているように、大規模災害発生時にはむやみに帰宅を開始せず、安全な場所にとどまることが基本です。内閣府も帰宅困難者対策のガイドラインを公表しています。
そう考えると、会社の防災備蓄には、
「食べる」「飲む」だけではなく、「休む・眠る」ための備え
も必要になります。
1.伊藤サプライでも販売実績がある「災害備蓄用難燃毛布」
伊藤サプライではこれまで、ニッケ商事「災害備蓄用難燃性フリース毛布 N301130」の販売実績があります。
この商品は約140×200cm、約1kgのフリース毛布で、公益財団法人日本防炎協会の防炎製品として認定されています。ニッケ商事では、真空パックによる省スペース備蓄も特徴としており、限られた場所で大量に保管することを想定しています。
防災用毛布は、一見すると普通の毛布とあまり変わりません。
しかし法人で50枚、100枚と備蓄するなら、次の視点が重要になります。
【法人向け防災毛布の選定基準】
- 防炎性: 万が一の火災時に燃え広がりにくいか
- 保温性: しっかりと体を温められる暖かさがあるか
- 省スペース性: 真空パック等でコンパクトに保管できるか
- 安定供給: 社員数分を同一品質でまとめて確保できるか
家庭で使う毛布とは、選び方の基準が異なります。
2.アルミシートと備蓄用毛布の違い(比較一覧)
ネット通販を見ると、安価でコンパクトなアルミ製エマージェンシーシートが多数販売されています。
1枚数百円程度で手のひらサイズに収まるため、「全員アルミシートでいいのでは?」と考えがちですが、用途を分けて考える必要があります。
| 備えの種類 | 特徴 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| アルミシート | 安価・非常にコンパクト | 一時的な体温保持・最低限の防寒 |
| 備蓄用フリース毛布 | 暖かさと使いやすさ・防炎仕様あり | オフィスでの一晩〜数日待機 |
| 寝袋タイプ | 身体全体を包み気密性が高い | 就寝時の防寒重視 |
| 毛布 + エアーマット | 床の硬さ・冷たさを大幅に軽減 | ある程度しっかり体力を回復したい場合 |
| 簡易ベッド | 床から身体を遮断・着座補助 | 避難所運営・長時間の滞在・要配慮者用 |
つまり、「最低限、寒さを防ぐ」のか「会社で実際に眠るところまで考える」のかで必要な備えが変わります。
3.毛布だけでは解決しない「床の硬さと冷気」の問題
実際に会議室やオフィスの床に横になってみると分かります。
問題は掛けものの寒さだけではありません。床が非常に硬く、冬場は底冷えが直接伝わってくる点です。
ニッケ商事でも毛布とは別に災害備蓄用マットを用意しており、避難所などで床の硬さと寒さを和らげる用途を想定しています。
本当に会社で「眠る」ことまで考えるなら、
【上に掛けるもの】 + 【下に敷くもの】
という両面からのアプローチが欠かせません。
4.「着る布団」や「簡易ベッド」という新しい選択肢
近年は防災寝具も大きな進化を遂げています。
布団を着たまま歩くことができ、ファスナーを開けば掛け布団にもなる製品。エアーマットが同梱されており、収納時はA4ファイルサイズの箱に納まります。オフィスでの3日間待機を想定した機能的アイテムです。
組み立て時約185×67cm、高さ37cm、耐荷重200kgの簡易ベッド。1人で簡単に組立て可能で、床からの冷気やゴミを遮断します。高齢の社員や体調不良者用に数台用意しておく備え方として最適です。
非常にコンパクトに折りたためる紙製袋状寝袋。保温性が高くカサカサ音がしないため、省スペースで大量保管したい現場や車両搭載用として注目されています。
5.会社では何を備えればいい?3段階の選び方
企業の状況に合わせて、以下の3段階で整理することをおすすめします。
- 【段階1:最低限】 アルミシート
保管場所が極めて狭く、まずは人数分を最優先で確保したい場合 - 【段階2:標 準】 難燃性備蓄毛布
会社で一晩以上過ごす可能性を考え、しっかり体温を保持したい場合 - 【段階3:休息考慮】 毛布+マット/着る布団/簡易ベッド
3日間の待機命令や、社員の体力回復・要配慮者対策まで見据える場合
大切なのは、「防災用品を何個買うか」ではなく、「その夜、社員をどう休ませるか」から逆算して選ぶことです。
6.50人分、100人分なら「寝具の調達」になります
毛布を1枚個人的に購入するならネット通販でも十分です。
しかし、企業として「50人分、100人分の難燃毛布やマットを用意し、限られた倉庫に保管し、見積書を発行して手配する」となると、それは法人の資材調達です。
伊藤サプライでは、販売実績のあるニッケ商事の難燃フリース毛布をはじめ、アルミシート、各種エアーマット、キングジムの着る布団や簡易ベッドまで、人数・保管スペース・ご予算に合わせてまとめて比較選定・お見積りいたします。
防災備蓄のご相談・お見積り
「社員50人分の毛布とマットを予算内で揃えたい」「省スペースな真空パック毛布を比較したい」など、ご検討段階からお気軽にご相談ください。
※掲載されている情報は、メーカー資料・公的発表時点の内容です。実際のお見積り時には最新の仕様・在庫をご確認ください。